カルイの彫刻 II Text Audio /1
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満月の夜、我らのうちの一人が消えた。二か月目が過ぎ、満月の夜にもう一人の仲間が姿を消した時、心配が沸き起こった。

像は……悲鳴を挙げて逃げ惑うカルイの男や女だった……恐怖に囚われている。それらは静かに動くこともなく、私の背後に迫る危険のことを叫んでいるのだ。私は恐ろしかったが、振り返ってもそこには何もなかった。
闇の中の歌
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